申しわけございません。先ほど
青森市立浪岡病院の
財政状況につきまして、当年度純損失は2609万余円と申し上げましたが、正しくは2619万余円でありますので、謹んでおわびし、訂正させていただきます。
12 ◯議長(
長谷川章悦君) 次に、平成30
年度青森市
水道事業会計剰余金の処分及び同
会計決算並びに平成30
年度青森市
自動車運送事業会計決算について説明を求めます。企業局長。
〔企業局長中川覚君登壇〕
13 ◯企業局長(中川覚君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました平成30
年度青森市
水道事業会計剰余金の処分及び同
会計決算並びに青森市
自動車運送事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。
初めに、
水道事業会計剰余金の処分について御説明申し上げます。
このことにつきましては、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金の取り扱いについて、議会の議決を要するものであり、このことから、未処分利益剰余金6億5144万余円を資本金へ組み入れようとするため御提案するものであります。
続きまして、水道事業
会計決算について御説明申し上げます。
青森市水道部では、平成24年3月に策定した青森市水道経営プランに基づき各種施策を掲げて実施してまいりましたが、平成29年度に実施したアセットマネジメントにおいて施設の更新需要がより鮮明になったことに加え、総務省より新たに経営戦略の策定が義務づけられたことから、経営戦略の要件を追加し、これまでの内容を見直し新たな計画として、平成31年3月に青森市水道経営プラン(2019~2028)を策定いたしました。今後は、本プランに基づき効果的・効率的な事業運営を図るとともに、その基本理念に掲げる「真の豊かさをもたらす水環境」の実現を図るため、地域社会の福祉の増進と真の豊かさを実感できる良質で快適な生活環境を、将来にわたって支え続けられる本市水道システムの構築を目指してまいります。
それでは、平成30年度の決算の概要から御説明申し上げます。
まず、給水状況について御説明申し上げます。
平成30年度末の給水人口は28万1141人で、前年度に比較し1.1%減少し、計画給水区域内の普及率は99.8%となりました。年間配水量は前年度に比較し2.7%減の3250万6998立方メートル、そのうち有収水量は前年度に比較し1.8%減の2851万1433立方メートル、また有収率は前年度に比較し0.8ポイント増の87.7%となりました。
次に、工事の概要について御説明いたします。
平成30年度の建設改良事業では、老朽管の更新及び管路の耐震化等として、延長1万7013メートルの配水管を布設いたしました。また、老朽化した横内浄水場の北系沈殿池を更新するため、前年度に着手した新しい沈殿池の本体築造工事を引き続き行いました。さらに、水質基準適合のため、平成26年度に堤川浄水場に設置した粉末活性炭処理設備の第二期工事を行いました。
次に、
財政状況について御説明いたします。
事業収益は、水需要の減少に伴い水道料金収入が減少した影響により、その他の営業収益の業務委託料は増加したものの、前年度に比較し0.2%減の59億2407万余円となりました。一方、
事業費用は、減価償却費が増加したものの、職員給与費や維持修繕費が減少したことなどにより、前年度に比較し2.1%減の53億7345万余円となりました。その結果、5億5062万余円の当年度純利益を計上することとなりました。
それでは、この内容を
損益計算書によって御説明いたします。
まず、営業収益は56億4953万余円、これに対する営業費用は50億9949万余円となり、差し引き営業利益は5億5003万余円となりました。これに営業外収益2億3925万余円を加え、営業外費用2億6409万余円を差し引いた経常利益は5億2518万余円となりました。また、これに
特別利益3529万余円を加え、
特別損失985万余円を差し引いた当年度純利益は5億5062万余円となりました。この当年度純利益の処分につきましては、青森市公営企業の設置等に関する条例第11条第1項の規定に基づき、減債積立金へ全額積み立てることといたしました。
次に、
貸借対照表について御説明いたします。
資産の部といたしましては、
固定資産及び
流動資産を合わせた
資産合計は552億9607万余円となりました。負債の部といたしましては、
固定負債、
流動負債及び
繰り延べ収益を合わせた
負債合計は234億5115万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた
資本合計は318億4492万余円となり、
負債資本合計は552億9607万余円となりました。また、剰余金の処分については、先ほど御説明申し上げましたとおり、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金6億5144万余円を資本金へ組み入れようとするものであります。
以上が平成30
年度青森市水道事業
会計決算等の概要でありますが、今後も、経営の健全化・効率化に一層努め、将来にわたって市民の生命と暮らしを守り、社会経済活動の維持発展に寄与してまいりたいと考えております。
次に、
自動車運送事業会計決算について御説明申し上げます。
平成30年度は、「青森市交通事業経営改善計画~チャレンジプラン2017~」の初年度として、潜在的な需要の掘り起こしなどにより利用者の拡大につなげるための実験運行の実施、増加する外国人観光客の受け入れ強化を図るための主要観光スポットへの多言語表記によるバス停の整備、また、運行時間、ルート及び運賃などの情報を無料で提供できるよう、グーグルマップの経路検索サービスに対応したほか、効果的・効率的な発売所運営を図るため、市役所前発売所と堤橋発売所を統合し、NTT青森支店前発売所として開設するなど、新たな取り組みを進めました。今後におきましても、公共交通機関としての使命をより一層果たすべく、市の
まちづくり施策と連携し、経営改善の取り組みに挑戦してまいります。
それでは、平成30年度決算の概要について御説明申し上げます。
事業の概況につきましては、利用者ニーズに沿ったダイヤ編成を行うなど効率的な運行に努めるとともに、平成30年10月から5路線、6ダイヤで実験運行を実施し、路線数は40路線、147ダイヤでの運行を行いました。また、障害者や高齢者などのバスの乗降に不安を抱える方々が安全・快適にバスを利用できるよう、老朽化したバス車両の更新に合わせ、バリアフリー対応の大型ノンステップバス8両を購入したほか、バス利用者を雨風や雪から守るため、バスまち空間向上事業として、待合所の整備・改修や外国人観光客受け入れ強化のための多言語バス停標識の整備を行いました。輸送実績でありますが、総走行キロ数は、前年度に比較し1万1344.7キロメートル増の392万477.6キロメートルで、輸送人員は、前年度に比較し6万4298人減の738万1682人となりました。
次に、
財政状況について御説明いたします。
事業収益は、冬期間の輸送人員の減などに伴う乗車料収入の減少のほか、不採算路線を維持するための市からの繰入金である生活路線維持負担金が減少したことなどから、前年度に比較し1億8331万余円減の22億5437万余円となりました。一方、
事業費用は、燃料費や修繕費などが増加したことにより、前年度に比較し1223万余円増の23億1409万余円となりました。その結果、5971万余円の当年度純損失を計上することとなりました。
それでは、この内容を
損益計算書によって御説明いたします。
まず、営業収益は18億2296万余円、これに対する営業費用は22億8980万余円となり、差し引き営業損失は4億6684万余円となりました。これに営業外収益3億2233万余円を加え、営業外費用2428万余円を差し引いた経常損失は1億6879万余円となりました。また、これに
特別利益1億907万余円を加えた当年度純損失は5971万余円となりました。この結果、前年度繰越欠損金20億3870万余円に、当年度純損失を加えた平成30年度未処理欠損金は20億9842万余円となりました。
次に、
貸借対照表について御説明いたします。
資産の部といたしましては、
固定資産及び
流動資産を合わせた
資産合計は25億4329万余円となりました。負債の部といたしましては、
固定負債、
流動負債及び
繰り延べ収益を合わせた
負債合計は32億2777万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた
資本合計はマイナス6億8448万余円となり、
負債資本合計は25億4329万余円となりました。なお、平成30年度は、資金不足比率が2.6%発生いたしました。
以上が平成30
年度青森市
自動車運送事業会計決算の概要でございます。
バス事業につきましては、今後も厳しい経営環境が続くことが懸念されますことから、交通部の使命であります輸送の安全確保を徹底しつつ、安全・安心・快適に利用できる市民の足としての役割を果たしていくため、経営改善計画を着実に実行し、さらなる経営努力を行ってまいります。
以上、平成30
年度青森市
水道事業会計剰余金の処分及び同
会計決算並びに青森市
自動車運送事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決及び御認定を賜りますようお願い申し上げます。
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日程第31 報告第14号 継続費精算報告について ~
日程第42 報告第25号 専決処分の報告について
日程第43 青市教委総報告第1号 令和元
年度青森市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び
評価報告書
日程第44 青市監報告第203号 定期監査報告 ~
日程第46 青市監報告第205号 例月出納検査報告(企業会計分)
14 ◯議長(
長谷川章悦君) 日程第31報告第14号「継続費精算報告について」から日程第46青市監報告第205号「例月出納検査報告」までの計16件については、配付いたしております報告書のとおり報告がありました。
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15 ◯議長(
長谷川章悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
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休会について
16 ◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
議案熟考のため、8月30日から9月3日までの5日間休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
17 ◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、8月30日から9月3日までの5日間休会することに決しました。
来る9月4日は午前10時会議を開きます。
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散 会
18 ◯議長(
長谷川章悦君) 本日はこれにて散会いたします。
午前10時48分散会
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